頬がなんとなくかゆかったり、洗ったあとにつっぱったりする日が続くと、広告でよく見る「バリア機能をサポート」の1本が気になってきますよね😓 汗や皮脂が気になって1日に何度も顔を洗う人や、べたつくのが苦手で化粧水だけで終える人は、それが関係しているとは思っていないかもしれません。
バリア機能は化粧品の名前ではなく、自分の肌の角層が持つ働きです。弱ったと感じたら、おすすめはセラミド入りを買い足す前に、洗顔料で洗うのを朝と夜の1回ずつにしてこすらず、化粧水のあとに乳液でふたをすることです。
肌のバリア機能とは、角層のどこにある何なのか
「バリア機能」と聞くと、化粧品が肌の上につくる膜のように思えますよね。実際は、厚さが平均で約0.02ミリの角層が、ほこりや菌が入るのを防ぎ、体の水分が外へ出すぎるのを防いでいます。その働きを支えている皮脂膜・NMF・細胞間脂質が、どこにあって何をしているのかを、横に並べて見てみてください。
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皮脂膜
- どこにある
- 角層の表面(肌の表面)
- 何でできている
- 皮脂と汗が混ざりあった、水と油の膜
- していること
- 角層の表面を覆って守る
NMF
- どこにある
- 角層の細胞の中
- 何でできている
- アミノ酸などの水になじむうるおい成分
- していること
- 水分や、化粧水から入った保湿成分を蓄える
細胞間脂質
- どこにある
- 角層の細胞と細胞のあいだ
- 何でできている
- セラミド・コレステロール・脂肪酸などの脂質
- していること
- 細胞のあいだを埋めて、角層の水分が奪われないようにする
どれも、化粧品が肌の上につくる物ではなく、肌が自分でつくっている物です。容器や広告で見かける「セラミド」は、細胞間脂質のおよそ半分を占める成分の名前です。では、この3つは毎日のどんな場面で減ってしまうのでしょうか🤔
皮脂膜・NMF・細胞間脂質を洗い流し、角層を傷つける洗い方
汗をかいた日の帰宅後や運動のあと、さっぱりしたくて、もう一度洗顔料を手に取る人も多いと思います。洗顔料で洗った直後は肌の皮脂が少なくなり、一時的にうるおいが足りなくなりがちです。
洗い方しだいでは、減るのは表面の皮脂だけではありません。熱いお湯ですすぐと、NMFや細胞間脂質まで洗い流して保湿の力が落ちてしまいます。顔をゴシゴシこすると、角層が傷ついてうるおいが逃げやすくなります。
NEVORAポイント
すすぐお湯は、手で触れて熱いと感じない人肌くらいに。シャワーを顔に直接当てず、手にためたお湯で流すと温度と水圧を加減しやすくなります。
洗う回数も同じで、洗いすぎると肌が乾燥してしまいます。バリア機能をうたう1本を足しても、1日に何度もこすって洗っていれば、足した分も次の洗顔で一緒に流してしまいかねないんです💦

乾燥してバリア機能が落ちた肌では、つっぱり感やカサつきを感じたり、触れる物に敏感になったりすることがあります。頬のかゆみやつっぱりが気になりはじめたら、洗い方を見直す入り口と考えてみてください。
洗顔のほかにも、紫外線はバリア機能を低下させて乾燥の引き金になることがあります。10月ごろからは空気の湿度も急に下がります。ただ、自分の手で毎日何回も繰り返しているのは洗顔なので、いちばん変えやすいのもここです。
自分の毎日のどこで肌を乾かしているか、どこでふたが抜けているかは、次の2問で分かります。答えごとに、次の洗顔で変える1つが決まります。
いまの洗い方とふた セルフ診断
Q1. 洗顔料を使って顔を洗うのは、1日に何回ありますか
Q2. 化粧水をつけたあと、乳液かクリームを塗っていますか
診断結果タイプ一覧
- 洗う回数が多く、ふたも抜けている状態あなたは、1日に何度も洗って肌を乾かしやすく、洗ったあとのふたも無い状態です。次の洗顔から、洗顔料を使うのは朝と夜の1回ずつにして、そのあとは化粧水に続けて乳液を1円玉大塗ってください。ほかの時間にさっぱりしたいときは、ぬるま湯で流すだけにします。乳液が無ければ、クリームをあずき粒大で代わりにしてください。
- ふたはできていて、洗う回数が多い状態あなたは、洗ったあとのふたはできていて、洗う回数の多さで肌を乾かしている状態です。次の洗顔から、洗顔料を使うのは朝と夜の1回ずつにしてください。汗をかいた日の帰宅後など、ほかの時間はぬるま湯で流して、タオルで押さえるだけにします。
- 回数は守れていて、ふたが抜けている状態あなたは、洗う回数では洗いすぎていなくて、洗ったあとの表面のふたが抜けている状態です。次の夜から、化粧水のあとに乳液を1円玉大、顔全体に広げてください。乳液が無ければクリームをあずき粒大、どちらも無ければ顔用の乳液を1本用意してください。
- 回数とふたはそろっていて、手の動きが残っている状態あなたは、洗う回数と洗ったあとのふたはそろっていて、残っているのは洗うとき・拭くときの手の動きです。次の洗顔では、泡を顔にのせて手でこすらずに流し、タオルは顔に当てて押さえるだけにしてください。この形で2週間続けて、頬がかゆい日・つっぱる日が減るかを見てください。
バリア機能は、化粧品の名前じゃなくて自分の角層の働きのことだよ。買い足す前に、1日に洗顔料を使う回数を数えてみてね。
化粧品を買い足す前に減らすのは洗う回数、足すのは乳液のふた
いま、化粧水をつけた瞬間にしみる日が続いている人は、その数日は化粧水を休んで、乳液かクリームを1本だけ使ってみてください(化粧水がしみる数日は何を使う?)。
しみなくなってから、ここからの洗う回数と乳液のふたに進んでみてください。
洗顔料で洗うのは、朝と夜の1回ずつが目安です。メイクを落とす夜は、クレンジングと洗顔料を合わせて1回になります。汗をかいた日の帰宅後など、それ以外の時間にさっぱりしたいときは、洗顔料を使わずにぬるま湯で流すだけにしてみてください。
注意
洗顔料そのものがしみる人や、洗顔料を替えたばかりの人は、回数より先に1本の選び方から見直してみてください(敏感肌の洗顔方法)。
洗い方は、泡を顔にのせて手でこすらずに洗い、すすぐときもこすらず、タオルは顔に当てて押さえるように水気を取るだけです。べたつくのが苦手で乳液を飛ばしている人は、洗ったあとがいちばんの変えどころです😊 乳液やクリームは、肌の表面に人工の皮脂膜をつくって表面を守ります。
化粧水のあとに、乳液を手のひらに1円玉大取って、顔全体に広げてみてください。
手元に乳液が無い人は、クリームがあれば、あずき粒大を同じように広げます。
どちらも無ければ、バリア機能をうたう物でなくてよいので、ドラッグストアの基礎化粧品の棚で顔用の乳液を1本選んでみてください。
NEVORAポイント
乳液のべたつきが気になる人は、頬から広げて、手に残った分を額と鼻へ。量は減らさず、塗る順番で重さを散らしてみてください。
セラミド入りの1本は、いつ足せばいいのか
洗い方と乳液のふたを変えたら、新しい化粧品は足さずに2週間、頬がかゆかった日・つっぱった日だけ、スマホのカレンダーに印を1つ付けてみてください。
2週間にするのは、角層に届いた細胞が、体の部位や環境で違いはあるものの、そこからおよそ2週間かけていちばん上まで上がり、はがれ落ちていくからです。前の1週と後の1週で印の数を比べて、減っていれば同じやり方を続けてみてください。
減っていなければ、そこで初めてセラミド入りの乳液かクリームを1本足してみてください。
乳液やクリームには、肌のバリア機能の一端を担うセラミドの働きを補う役目があります。先に足してしまうと、印が減ったのが洗い方を変えたからか、足した1本のおかげかが分からなくなってしまいます😓 容器の裏で名前を探すときは、乾燥肌におすすめの美容成分は?で確かめてみてください。

敏感肌用に替えてもヒリヒリする人や、肌に合う物を探して化粧品を何度も替えてきた人は、足す前に4週間、化粧品を替えずに記録するやり方で確かめてみてください(敏感肌を改善する方法)。ここの2週間は、洗い方と乳液のふたを変えた人が、次の1本を足すかを決める区切りです。
この2週間のあいだに、かゆみが長く続いたり、ひどくなったりするときは、皮膚科で相談してください。
洗面台に立つ前に、決めたことが手元でそろっているかを確かめてみてください。
✅ 洗面台に立つ前に、決まっていること
洗顔料を使う回数を数えるところから始める
バリア機能は自分の角層にある3つが支えている働きなので、弱ったと感じたら、セラミド入りを買う前に、洗顔料を朝と夜の1回ずつにしてこすらずに洗い、化粧水のあとに乳液でふたをするところから始めてみてください。
- バリア機能は、角層の皮脂膜・NMF・細胞間脂質の3つが支えている
- 熱いお湯やこすり洗い、洗いすぎは、3つを流したり角層を傷つけたりする
- 洗顔料は朝と夜の1回ずつ。泡をのせて、タオルは押さえる
- 化粧水で終えずに、乳液を1円玉大
- 新しい化粧品は足さずに2週間。印が減らなければ、セラミド入りを1本
NEVORAポイント
洗面台で洗顔料を手に取ったら、それがその日の何回目かを数えてみてください。3回目なら棚に戻して、ぬるま湯で流すところで止めてみてください。
基礎が分かると、これからの情報収集がもっと楽になりますよ。




こんにちは、マナミンです。今日は基礎知識をおさらいしますね。