空が白い日は、なんとなく安心して日焼け止めを省いてしまう。その「なんとなく」を、数字で確かめておく回です😅

ヒカミンちゃん
ヒカミンちゃん

こんにちは、ヒカミンです。今日は紫外線対策のお話をしますね。

天気で紫外線はどれくらい減るのか

快晴時を100としたときのUVインデックスの割合
快晴: 100%快晴100%曇り: 60%曇り60%雨: 30%雨30%
データを表で見る
項目値
快晴100%
曇り60%
雨30%
出典: 気象庁「雲と紫外線」

気象庁は、雲の状態ごとのUVインデックスの目安を公表しています。晴れは快晴の場合とほとんど同じ、薄曇りは快晴時の約8〜9割、曇りは約6割、雨は約3割です。

曇りでも半分以上は残っているという数字になります。

注意

気象庁は「雲が比較的多くても日射しを受けていれば、快晴の場合よりも大きいUVインデックスとなることもあります」と補足しています。曇り=必ず弱い、とは限りません。

日陰にいても紫外線はゼロにならない

街路樹の下の日陰から、葉の隙間ごしに明るい空を見上げた様子

紫外線には、太陽から直接届くぶんと、大気で散乱して四方から届くぶんがあります。気象庁の解説では、正午頃は紫外線の総量のうち約6割が散乱光です。

可視光で散乱光が占める割合は1〜2割程度です(気象庁)。目で感じる明るさと紫外線の量はずれていることになります。

同じ解説には「日傘や帽子で日射しをさえぎったり日陰にいても、空が見える所では目で感じる以上に紫外線を浴びる」という注意もあります。

⏱ 覚えておきたい目安
空がどれだけ見えるかが、日陰の安心度をおおまかに左右します。建物の壁ぎわより、街路樹の下のほうが空は広く見えます。

量の話が続いたので、次は届く範囲の話に移ります。

同じ紫外線でも、届く深さが違う

UVBとUVAが届く深さの比較(模式図)
表皮真皮UVB(280〜320nm)UVA(320〜400nm)

波長による到達範囲の違いを示す模式図で、実測の深さを表したものではありません。

出典: 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「日焼け Q3」

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aによると、UVBは波長280〜320nm、UVAは320〜400nmです。波長が長いほど皮膚の深くに入り込む性質があり、「UVAは皮膚の深く、真皮にまで到達する」(同Q&A)。

一方で日焼け力そのものはUVBが強く、同Q&AはUVBがUVAの600〜1000倍と記しています。

NEVORAポイント

強さと深さは別の話。数字が小さい日でも、届く範囲が変わるわけではありません。

ヒカミンちゃん
ヒカミンちゃん

空が白いと安心しちゃうけど、気象庁の数字を見ると曇りでもけっこう残っているんだ。

窓ガラスは紫外線をどのくらい通すのか

レースカーテン越しに光が入る、大きな窓のある明るい室内

AGCが公開している解説では、ISO 9050で定義される波長域300〜380nmを対象に、板ガラスの紫外線透過率が示されています。

ガラスの種類 紫外線透過率
3mm厚の透明板ガラス 74.3%
12mm厚の板ガラス 54.3%
合わせガラス 0.0%(小数点以下2桁四捨五入)

厚みが増すほど透過率は下がり、中間膜を挟んだ合わせガラスでは0.0%まで落ちています🙌

「窓があるから安心」でも「窓ぎわは全部危険」でもなく、ガラスの種類しだいという結論です。

曇り・日陰・窓ぎわ、それぞれの事情

場面ごとに何が起きているか

→ 横にスクロールできます

曇りの日

起きていること
雲で弱まるが、なくなるわけではない
公表されている数値
快晴時の約6割
考え方
屋外時間が長い日は晴れの日と同じ扱いにする

雨の日

起きていること
さらに弱まる
公表されている数値
快晴時の約3割
考え方
長時間の外出でなければ影響は小さい

日陰

起きていること
直射日光は遮られても散乱光が届く
公表されている数値
正午頃は総量の約6割が散乱光
考え方
空が広く見える日陰ほど届く量が多い

窓ぎわ

起きていること
ガラスの種類で通す量が変わる
公表されている数値
3mm厚の透明板ガラスで74.3%
考え方
窓の種類を一度確認しておく

場面ごとに、起きていることも数字も違います。どこで気を抜いているかを並べて確かめてみてください✨

日焼け止めの選び方そのものは SPF・PA表示の仕組み で扱っています。

セルフ診断:油断しやすい場面はどこ?

紫外線の油断ポイント セルフ診断

Q1. 日焼け止めを省きやすいのはどんな日ですか?

Q2. 日中いちばん長くいる場所はどこですか?

診断結果タイプ一覧
  • 曇りの日に緩みやすいタイプ曇りでも快晴時の約6割、日陰でも散乱光が届きます。天気ではなく屋外にいる時間の長さで判断すると迷いが減ります。
  • 室内の窓ぎわが盲点のタイプ板ガラスは紫外線の一部を通します。まずは自宅や職場の窓が普通の板ガラスか、合わせガラス等かを確認するところからで十分です。
  • 習慣が安定しているタイプ判断を天気に左右されない習慣ができています。屋外での時間が長くなる日だけ、塗り直しの回数を足せば十分です。

回答から傾向の目安を示すものです。実際の紫外線量は季節・時刻・場所によって変わります。

省きやすい日と、長くいる場所。この2つの組み合わせで、見直す場所が決まります。

まとめ

天気や屋根の有無だけで判断すると、実際の量とはずれてしまいます。

  • 曇りは快晴時の約6割、雨でも約3割のUVインデックスがある
  • 正午頃は総量の約6割が散乱光で、日陰や日傘の下にも届く
  • 3mm厚の透明板ガラスの紫外線透過率は74.3%、合わせガラスは0.0%
  • UVBとUVAでは届く深さが違い、UVAは真皮まで到達する

NEVORAポイント

判断の基準を天気ではなく屋外にいる時間に置き替えると、迷いにくくなります✨

ヒカミンちゃん
ヒカミンちゃん

今日のポイント、忘れずに実践してみてくださいね。