白髪染めのあと、頭皮がかゆくなったことはありませんか? 数日で引いたので、そのままにしている人も多いと思います😓。そして次に根元が伸びてきたころ、「この前かゆかったけど、治まったし、今週末も染めて大丈夫だよね?」と迷う。そんな場面のお話です。
自宅での毛染めでかゆみなどが出た人のうち52.8%が、「しばらくすると症状が治まったので特に何もしなかった」と答えています。数日で治まるので何もせずに何年も毛染めを続け、症状がひどくなって我慢できなくなり、病院にかかった人もいると報告されています。
判断するための材料を、順番に並べていきます。
アレルギーによるものなら、同じ製品でまた出てしまう
白髪染めのあとにかゆくなって、いまは治まっている。そんなあなたが最初に知っておきたいのは、そのかゆみがアレルギーによるものだった場合、治まったあとでも同じ製品を使えばまた出てしまう、ということです。
まずは、いまの状況を3つの質問で分けてみましょう。
今週末の毛染め セルフ診断
Q1. 頭皮がかゆくなったのは、いつでしたか?
Q2. そのかゆみは、どれくらいで治まりましたか?
Q3. 毛染めのあとにかゆくなったのは、今回が何回目ですか?
診断結果タイプ一覧
- 前より強くなっているあなたは、毛染めのあとのかゆみが、前のときより強くなっている状態です。軽いまま使い続けた先に症状が突然ひどくなる場合があることを考えると、この動き方は放っておきたくないところです。次の予定を立てる前に、皮膚科で相談してみるのがおすすめです。
- まだかゆみが残っているあなたは、前の毛染めのかゆみが、まだ終わっていない状態です。いま症状が出ているので、皮膚科で診てもらうことをおすすめします。次に染めるかどうかは、そのあとで考えても遅くありません。
- いつだったか覚えていないあなたは、かゆくなったのがいつで、どれくらい続いたかを思い出せない状態です。次にどうするかを決めるにも、相談するにも、この2つが手がかりになります。覚えている範囲でいいので、かゆくなった時期と使った白髪染めを書き出しておくと安心です。
- 今回が初めてあなたは、毛染めのあとにかゆくなったのが今回が初めてで、いつ出てどれくらいで治まったかも分かっている状態です。記憶がいちばん新しい今が、記録を残すのに向いています。日付と製品の名前を書き留めて、箱を取っておくのがおすすめです。
- 次の日以降に出たあなたは、染めた当日ではなく、次の日以降にかゆくなった状態です。日が空くと、毛染めのせいだと気づかないまま次を重ねてしまいやすくなります。かゆくなった日付を書き留めて、製品の箱を取っておくと、あとで見返せます。
- 染めている最中に出たあなたは、染めている最中から洗い流すまでの間にかゆくなった状態です。出た症状だけでは、アレルギーによるものか薬剤の刺激によるものかは見分けられません。1回だけでも記録に残しておくと、次を決めるときの材料になります。
回答から、いまの状況を分けたものです。かぶれの原因やアレルギーの有無を判定するものではありません。判断が必要なときは皮膚科に相談してください。
「じゃあ、私のかゆみはアレルギーなの?」と思いますよね😳。じつは、かゆみには原因になる成分へのアレルギーで起きるものと、薬剤の刺激で起きるものがあって、出た症状を見ただけでは見分けられません。見分けるには、皮膚科で調べてもらうことになります。
出方が毎回同じとも限りません。軽いうちは、少しかゆい、少し痛い、赤くなる程度です。それでも使い続けていると、症状は触れた場所を越えて広がり、だんだん重くなっていきます。
しかも、重くなり方はなだらかとは限らないんです💦 アレルギーによるかぶれの場合、軽いからと毛染めを続けているうちに、症状が突然ひどくなる場合があります。2年ほど市販薬でしのいで毛染めを続けたあと、顔が赤く腫れて汁がにじむ状態になり、初めて病院にかかった人もいます。
NEVORAポイント
かゆみが引いても、アレルギーによるものなら、次に同じ白髪染めを使えばまた出てしまいます。軽いまま続けた先に、突然ひどく出る場合もあります。
頭皮のかゆみ全般の原因は 頭皮がかゆい原因 にまとめています。
とはいえ、皮膚科で調べるにしても、まず「いつ・何を使って、どうなったか」が手元に無いと話が始まりません。そこが次の困りごとです。
かゆくなった日と、使った製品を書いておく
あとから「そういえば、かゆかったのっていつだっけ?」と思い出せなくなる。そんなこと、ありませんか😊? 毛染めをした日と、かゆくなった日がずれているからです。
アレルギーで起きるかぶれは、触れてから症状が出るまでに時間がかかります。薬剤の刺激で起きるものより遅く、染めた次の日以降に出ることが多くなります。
目安は48時間ほどで、早い人で24時間、遅い人で72時間くらいの幅があります。
日が空くと、症状と原因がつながりにくくなります。白髪染めのせいだと気づかないまま毛染めを続けて、原因が分からないまま何年も症状に苦しむ場合があります。

だから、思い出せるうちに書いておくと安心です。書くのは3つだけ。
皮膚科で行う検査の中には、疑わしい製品そのものを使って調べるものがあります。だから、白髪染めの箱も一緒に取っておくと役に立ちます。
かぶれたときの見分け方そのものは 化粧品でかぶれたときの見分け方と次の選び方 で扱っています。
さて、メモと箱がそろったとして、「もう治まってるのに、わざわざ皮膚科?」という気持ちも湧いてきますよね💦。そこを次に見てみましょう。
かゆくなった日と、使った白髪染めの名前。この2つは、思い出せるうちにメモしておくと安心だよ😊
治まっていても、皮膚科に相談していい
いま症状が無い人でも、皮膚科に相談する理由はあります。相談の中身が、いまのかゆみを診てもらうことではなく、次は何で染めればいいかを決めることだからです。
白髪染めの使用説明書にも、染めたあとに何か異常を感じた場合は必ず医師の診断を受けるように書かれています。添付文書には、皮膚科医などに相談することを勧める記載もあります。
かゆみや痛みの原因がその白髪染めなら、それを使うのはやめるのが基本です。そのうえで、それでも髪を染めたい場合は、皮膚科で使える製品について相談すると役に立ちます。
とはいえ、すぐには時間が取れない人もいると思います😓。相談すると決めたときのために、持っていくものと最初に言うことを並べておきます。
箱を捨ててしまっていても大丈夫です。買ったときに撮った写真、通販の購入履歴、ネットの商品ページの成分表示。どれも手元で確かめられて、お金もかかりません。
✅ 相談すると決めたときに、持っていくものと言うこと
注意
かゆみや赤みがいま残っている場合や、頭皮の外まで広がっている場合は、記録を書き出すより先に皮膚科へ相談してください。
相談の日が決まっても、決まらなくても、根元は気になりますよね。ここが最後の気がかりだと思います。
待つあいだ、根元の白髪をどうするか
次をどうするか決めるまでのあいだ、根元の白髪が気になる。ここは、皮膚科に行くと決めた人も、しばらく様子を見る人も、同じように出てくる困りごとです😊。動き方ごとに材料を並べます。
伸びるまで待つなら、特別にすることはありません。染めない期間が長いほど、原因かもしれない成分に触れる回数は減ります。
とにかく隠したいなら、洗えば落ちるタイプが向いています。売り場では、ヘアマスカラ、ヘアファンデーション、ヘアカラースプレー、カラースティックなどの名前で並んでいます。色のもとが髪の表面につくだけなので、シャンプーで簡単に落ちますし、かぶれたり髪を傷めたりする心配もほとんどありません。ただし黒い髪を明るくするのには向きませんし、汗や雨で色が落ちて服を汚すことがあります。
別のものに替えたいなら、種類ごとの違いを見比べておくと選びやすくなります。
→ 横にスクロールできます
洗えば落ちる
- 種類
- 洗えば落ちるもの
- 呼ばれ方
- ヘアマスカラ、ヘアファンデーション、ヘアカラースプレー、カラースティック
- 色の付き方
- 色のもとが髪の表面につく
- 気をつけること
- 黒い髪を明るくするのには向かない。汗や雨でも色が落ちて、服を汚すことがある
しばらく持つ
- 種類
- しばらく持つもの
- 呼ばれ方
- ヘアマニキュア、酸性カラー、カラーリンス、カラートリートメント
- 色の付き方
- 染料が髪の表面の層にしみこむ
- 気をつけること
- 脱色しないので、極端に明るい色にはできない。色持ちは白髪染めより短い
白髪染め
- 種類
- 白髪染め・おしゃれ染め
- 呼ばれ方
- ヘアカラー、ヘアダイ、白髪染め、アルカリカラー
- 色の付き方
- 色のもとが髪の内側で発色する
- 気をつけること
- 主成分の酸化染料は、アレルギーを起こしやすい性質がある
かぶれと診断されたあとヘアマニキュアを使うように言われ、その後症状が治まっている人もいます。ヘアマニキュアのようにしばらく持つタイプは、白髪染めと比べると、かぶれを起こすことは少ないほうです。どれが自分に向くかは、皮膚科で相談して決めるのがいちばん確かです。
それでも今まで通り染めたいという人に、知っておいてほしい対処が1つあります。毛染めの最中に体のあちこちに広がるような異常を感じた場合は、全身に反応が広がらないよう直ちに薬剤を洗い流し、速やかに医療機関を受診する。染める前に、この手順を頭に入れておくと安心です。
注意
濃い色に染めるためのブラックヘナなどには、ヘナ以外の成分が足されていることがあり、パラフェニレンジアミンなどの酸化染料が入っている例があります。植物由来と書かれていても、成分の表示を一緒に見ておくと安心です。
美容室で染めてもらう場合の事前のやりとりは 美容室でヘアカラーを受ける前に確認したいこと にまとめています。
NEVORAポイント
使ってみて合わないと感じたものがあれば、その製品名もメモに足しておくと安心です。次に相談するときの手がかりが1つ増えます✨
ここまでの内容を、4つで振り返ってみましょう。
✅ ここまでの内容、つかめましたか?
「この前かゆかったけど、治まったし、今週末も染めて大丈夫だよね?」への答えは、治まったかどうかだけでは決められない、です。判断の材料になるのは、かゆみがいつ出たか、前より強くなっていないか、そして皮膚科で次に何を使えるか聞けたかどうか。
まずは、かゆくなった日と使った白髪染めをメモに残しておくのがおすすめです。そこから先は、あなたのペースで決めていけます😊
今日のケア、無理なく続けられそうなところから始めてみてね。




こんにちは、サラミンです。今日は髪のお話、ゆっくり聞いてね。