湯船から出て、タオルで拭いた瞬間の「あ、つっぱる」。……冬になると毎晩これ、という人も多いのではないでしょうか😓

原因を「保湿不足」だけに寄せてしまうと、塗る量ばかり増えていきます。実際にはその前の工程に理由が隠れている場合もあります。

ツヤミンちゃん
ツヤミンちゃん

やあ、ツヤミン参上!一緒に肌のことを見ていこう。

そもそも空気の乾き方が、季節でこれだけ違う

東京の月別平均湿度(平年値・1991〜2020年)
1月3月5月7月9月11月平均湿度 1月: 51%平均湿度 3月: 57%平均湿度 5月: 68%平均湿度 7月: 76%平均湿度 9月: 75%平均湿度 11月: 64%
  • 平均湿度
データを表で見る
タイプ1月3月5月7月9月11月
平均湿度51%57%68%76%75%64%
出典: 気象庁「東京(東京都) 平年値(年・月ごとの値)」統計期間1991〜2020年。地域によって値は異なります。

気象庁が公開している東京の平年値では、平均湿度は1月が51%、7月が76%です。同じ入浴のしかたをしていても、外の条件がここまで違えば、湯上がりの感じ方が変わるのは自然なことでしょう。

NEVORAポイント

冬に急につっぱるのは、やり方が変わったからではないこともあります。

湯温は「気持ちよさ」ではなく「落ちる量」で決まる

湯温帯ごとの傾向を横並びで比較

→ 横にスクロールできます

ぬるめ

目安の温度帯
約32〜34度
起きやすい傾向
皮脂を落としすぎにくい
向いている場面
乾燥が気になる時期・肌質

やや高め

目安の温度帯
約34〜36度
起きやすい傾向
皮脂の落ちが増す
向いている場面
皮脂が多くなる夏場

熱め

目安の温度帯
36度を大きく超える
起きやすい傾向
洗い上がりの乾燥傾向が強まる
向いている場面
湯船で温まる目的(顔や体を洗う温度とは分けて考える)

宮の森スキンケア診療室(皮膚科)の解説は、洗顔に適した湯温を約32〜34度とし、34度を超えると皮脂の落ちが増して洗顔後に乾燥傾向になると説明しています。夏場は皮脂が多くなるため、やや高めの34〜36度が挙げられています。

つまり、季節と肌質で最適が動くということです。

体を洗うときも考え方は同じで、「気持ちいい熱さ」と「落としすぎない温度」は必ずしも一致しません♨️

洗い方は「力」ではなく「泡」で決まる

▼ 保湿剤は何を選べばいい?

日本化粧品工業会は、保湿成分を、水分を抱え込む働きを持つものと、油分で水分の蒸発を防ぐエモリエント剤に分けて整理しています。入浴後に使うものを選ぶときも、この2つのどちらを足したいのかで考えると迷いにくくなります。粉をふくほど乾く時期は油分で表面を守るタイプ、べたつきが苦手な時期は水分を抱えるタイプというように、季節で入れ替える使い方もできます。製品名で選ぶ前に、役割で分けておくと選びやすくなります。

手のひらでたっぷり泡立てたボディソープの泡

花王のスキンケアナビは、ボディの洗い方について、洗浄剤をよく泡立て、ゴシゴシとこすらないようにやさしく洗うことを基本として示しています。あわせて、皮脂の多い胸や背中は他より丁寧に、腕や脚は皮脂腺が少なく乾燥しやすい部位として整理されています。

同じ強さで全身を洗う必要はない、ということですね。

部位 特徴 洗い方の目安
胸・背中 皮脂腺が多い 他よりていねいに
腕・脚 皮脂腺が少なく乾燥しやすい 泡でなでる程度に
ひじ・かかと 角層が厚い 保湿を厚めに

保湿剤は何を選べばいい?

塗る前に、役割で分けて考えておきましょう。

ツヤミンちゃん
ツヤミンちゃん

お湯の温度を1〜2度下げるだけで、洗い上がりの感じは変わるよ。season(季節)によって最適も動くから、冬は少し低めがおすすめ。

セルフ診断:あなたのつっぱりはどこから来ている?

入浴後のつっぱり セルフ診断

Q1. つっぱりを感じるのはいつ?

Q2. 入浴中の習慣に近いのは?

診断結果タイプ一覧
  • 湯温見直しタイプ温度と時間の影響が出やすい入り方です。体を洗うお湯だけでも1〜2度下げると、洗い上がりの感じが変わることがあります。
  • 摩擦見直しタイプ洗浄そのものより、こすり方の負荷が大きい可能性があります。泡でなでる洗い方に変え、道具を見直すところから始めましょう。
  • タイミング見直しタイプ洗い方より、保湿までの時間が空いていることが響いています。脱衣所に保湿剤を置き、着替える前に塗る流れに変えてみてください。

回答にもとづく傾向のひとつの目安です。医学的な診断ではありません。

つっぱりを感じるタイミングと、入浴中の習慣。この2つを組み合わせると、見直す場所が絞れます。

保湿は「いつ塗るか」で結果が変わる

夜の寝室でクリームを塗る様子

湯上がりの肌は、表面の水分が逃げやすい状態です。ここで髪を乾かし、洗濯物をたたみ、飲み物を用意して……とやっていると、塗る前に乾いてしまいます。

  • 保湿剤を脱衣所に置いておく
  • 着替える前に塗る流れにする
  • 塗る順番は乾きやすい部位から

順番を変えるだけで、使う量を増やさずに済むこともあります。

注意

かゆみが強い、赤みや湿疹が続く、掻き壊してしまうといった場合は、入浴方法の調整だけで抱え込まず皮膚科で相談してください。

体のかゆみが冬に強くなる場合は 冬に体がかゆくなる原因と乾燥かゆみ対策 もあわせてどうぞ🛁

NEVORAポイント

塗る量より塗るまでの秒数。置き場所を変えるのが最短の改善です。

まとめ

入浴後のつっぱりは、保湿だけの問題ではありません。湯温・洗い方・保湿までの時間という3つの工程に分けて見直すと、変える場所が決まります。

  • 洗顔に適した湯温は約32〜34度、34度超で皮脂の落ちが増す
  • 東京の平均湿度は1月51%・7月76%と季節差が大きい
  • 洗浄は泡でやさしく、部位ごとに強さを変える
  • 保湿は着替える前、脱衣所で済ませる

NEVORAポイント

今夜は温度を1度下げて、脱衣所で塗る。この2つだけ試してみてください✨

まずは保湿剤を1本、脱衣所に移動させるところから。動線が変わると、続けやすさが変わります。

ツヤミンちゃん
ツヤミンちゃん

最後まで読んでくれてありがとう!また次の記事でね。