朝、いつもどおりに塗ったのに、鏡の中の肌だけ思っていたのと違う。そんなときに疑いたいのが、塗り方より先に道具のほうです😅
ファンデーションは同じでも、何でのせるかで結果は変わります。
道具ごとの立ち位置を並べてみる
データを表で見る
| 項目 | しっかりのる度合い(右ほど高い) | ツヤの出方(上ほど強い) |
|---|---|---|
| ブラシ | 低い | 高い |
| スポンジ | 高い | 低い |
| 指 | 中程度 | 中程度 |
資生堂が公開している塗り方解説の記述(スポンジ塗りは均一で崩れにくい、ブラシ塗りはツヤを残した軽い仕上がり、指は細かい部分をなじませる用途)を編集部が相対的な位置に置き換えた図です。測定値ではありません。
資生堂は塗り方の解説で、スポンジ塗りを「ムラなく肌にフィットするので、均一で崩れにくい仕上がり」、ブラシ塗りを「スポンジよりもツヤを残した軽い仕上がり」と説明しています。
つまりどちらが優れているかではなく、向かう方向が違うということです。
同じファンデでも、道具で仕上がりが変わる
→ 横にスクロールできます
スポンジ
- 仕上がりの傾向
- ムラが出にくく、均一で崩れにくい
- 動かし方
- 力を入れず、内から外へすべらせる
- 向いている場面
- 全体をととのえたいとき
ブラシ
- 仕上がりの傾向
- ツヤを残した軽い仕上がり
- 動かし方
- 毛先を寝かせてすべらせる
- 向いている場面
- 薄く重ねたいとき
クッションパフ
- 仕上がりの傾向
- みずみずしさが残る
- 動かし方
- すべらせず、スタンプのようにトントン
- 向いている場面
- うるおい感を出したいとき
指
- 仕上がりの傾向
- 体温でなじみ、密着しやすい
- 動かし方
- 小鼻や目のキワを押さえる
- 向いている場面
- 細かい部分の仕上げ
道具ごとの違いは、仕上がりだけでなく「動かし方」にも表れます。クッションファンデーションのパフについて、資生堂は「パフをすべらせない」ことを基本とし、スタンプを押すようにトントンと塗る方法を挙げています。
すべらせる道具と、押さえる道具。この2種類があると考えると整理しやすくなります。
NEVORAポイント
すべらせる道具は広い面、押さえる道具は密着。目的が違うので、1本にまとめようとしなくて大丈夫です。
ブラシの毛は「粉を含む力」で選ばれている

ブラシは見た目が似ていても、毛の種類で性格がはっきり分かれます。白鳳堂は化粧筆の素材について、毛ごとの特性を公開しています。
| 毛の種類 | 公式に挙げられている特性 |
|---|---|
| 山羊 | 肌あたりがよく、コシと耐久性がある。発色・粉含みともによい |
| 灰リス | 毛先が非常に繊細でやわらかく、粉がふんわりつきやすい |
| イタチ | 毛先のコシが強く、パウダーとリキッドの両方に使える |
| 玉毛(猫) | 毛先がしなやかでリキッドに使えるが、粉含みには劣る |
| 合成繊維 | パウダーでは発色よく薄くつくが粉含みはよくない。リキッドやクリームに適する |
粉をたっぷり含ませたいのか、液をムラなく広げたいのか。選ぶ基準は「毛の高級さ」ではなく用途のほうにあります✨
道具は好みで選ぶものだと思われがちだけど、公式の説明を読むと役割がけっこうはっきり分かれているんだ。
スポンジは「押さえる」ための道具

パウダーファンデーションについて、資生堂は薄づきに仕上げたいときは平型より丸型のブラシをすすめています。裏を返せば、スポンジは薄づきを狙う道具ではないということです。
注意
スポンジを強くこすると、下に塗った下地ごとよれてしまいます。力を抜いて、面をすべらせる程度にとどめてください。
塗る順番についても、資生堂は右ほお→右額→左ほお→左額と片側ずつ仕上げ、目・鼻・口まわりを最後にする流れを示しています。資生堂の解説では、この順番はスポンジでもブラシでも同じと示されています。
セルフ診断:今の道具は目的と合っている?
メイク道具 セルフ診断
Q1. 仕上がりについて、いちばん気になるのはどれですか?
Q2. いま主に使っている道具はどれですか?
診断結果タイプ一覧
- ブラシを足すと変わるタイプスポンジは均一にのせる方向の道具です。軽さがほしいときは、仕上げだけブラシに替えると、のせる量そのものを減らせます。
- スポンジを足すと変わるタイプブラシは薄く広げることが得意な道具です。気になる部分だけスポンジで押さえると、重ね塗りをしなくても密着が変わります。
- 道具の役割を分けたいタイプ指は体温でなじませる働きが強く、全体に使うとツヤ寄りに傾きます。広い面だけスポンジに任せ、指は細部の仕上げに回すと落ち着きます。
回答から傾向の目安を示すものです。実際の仕上がりは製品の処方や肌の状態によっても変わります。
気になっているのが厚みなのかツヤなのかで、替えるべき道具は変わります。いま使っている道具と合わせて確かめてみてください🙆
道具を選び直すときに見る3点
✅ 買い替え前に確認したいこと
新しい道具を買う前に、いま不満に感じている点を言葉にしておくと選びやすくなります。
「厚ぼったい」なら量を減らす方向、「カバーが足りない」なら密着させる方向。道具は不満の方向とセットで選ぶものです。
粉状のファンデーションに合成繊維のブラシを合わせると粉含みの点で不利になるなど、剤型との相性もあります。
⏱ 買う前に1分だけ
手持ちのファンデーションの箱を見て、粉状か液状かを確かめてください。ここが決まると候補は半分に減ります。
化粧下地は何のために塗るのか もあわせて読むと、土台側の見直しにもつながります。
まとめ
道具は好みの問題に見えて、公式の説明を読むと役割がはっきり分かれています。
- スポンジ塗りは均一で崩れにくい仕上がり、ブラシ塗りはツヤを残した軽い仕上がり
- クッションのパフはすべらせず、押さえるように使う
- ブラシの毛は種類ごとに粉含み・肌あたり・液状化粧料への向き不向きが違う
- 塗る順番は道具が変わっても同じ
NEVORAポイント
迷ったらいま不満なのは厚みかツヤかを先に決める。道具はそのあとで選べます😌
気になるアイテムがあったら、まずは試しに使ってみてね。




こんにちは、イロミンだよ!今日はコスメの楽しいお話をするね。