濃い色のサングラスをかけると、目に優しいことをしている気分になります😎
でも環境省の紫外線環境保健マニュアルを読むと、色の濃さと紫外線カットは別の話だということが、はっきり書かれています。
帽子とサングラス、減り方が違う
同マニュアルは、目への紫外線ばく露について、帽子の着用で20%減少(太陽が高い位置にあるとき)、UVカット機能を持った眼鏡やサングラスの着用で90%減少すると示しています。
帽子だけでは、目に届く分の大部分は残るという位置関係です。日差しの強い日ほど、この差は効いてきます。
NEVORAポイント
帽子とサングラスは代わりになるものではなく、足し合わせるもの。担当している範囲が違います。
目に入った紫外線は、どこで止まるのか
紫外線が吸収される位置関係を単純化した模式図です。眼球各部の形状・比率を正確に示したものではありません。
マニュアルによれば、波長280ナノメートル以下の光は眼球表面の角膜ですべて吸収されます。これより長い波長も大半は角膜で吸収され、角膜を通過した紫外線のほとんどは水晶体で吸収されます。
そして、水晶体を通過して網膜まで到達するのは残りの1〜2%。手前の組織が受け止めているという構造になっています。
注意
同マニュアルは、紫外線ばく露による眼への影響として、急性の紫外線角膜炎と慢性の翼状片、白内障が知られていると記載しています。目の痛み・充血・見え方の変化が続く場合は眼科で相談してください。
色が濃いほど安心、とは限らない
ここが、いちばん見落とされやすいところです。マニュアルは、色の濃いサングラスをかけると眼に入る光の量が少なくなるため瞳孔が普段より大きく開くと説明しています。
そのため、紫外線カットの不十分なレンズではかえってたくさんの紫外線が眼の中へ侵入し、危険な場合があると注意を促しています。

| 見ているもの | 何で決まるか |
|---|---|
| まぶしさ | レンズの色の濃さ |
| 目に届く紫外線 | 紫外線カット機能の有無 |
つまり、色は快適さの調整つまみであって、防御の指標ではありません🕶️
正面だけでは、すき間が残る
マニュアルは、眼に照射される太陽光は正面方向からの光だけではなく、上方・側方・下方、さらに後方からの光も眼を照射していると述べています。
そのうえで、レンズサイズの小さな眼鏡や顔の骨格に合わない眼鏡では、正面以外からの紫外線に対して十分な防止効果を期待できないとしています。
NEVORAポイント
見るのはレンズの色ではなく顔とのすき間。かけたときに横が空いていないかを鏡で確かめられます。
サングラスは「まぶしさを減らす道具」と「紫外線を減らす道具」が別々なんだ。色の濃さは前者の話だよ。
選ぶときに見る軸を並べ替える
→ 横にスクロールできます
紫外線カット
- 何を左右するか
- 目に届く紫外線の量
- 確かめ方
- 紫外線防止効果の表示を見る
- つまずきやすい点
- 色の濃さでは判断できない
レンズの色の濃さ
- 何を左右するか
- まぶしさの感じ方
- 確かめ方
- 実際にかけて視界を確かめる
- つまずきやすい点
- 濃いほど瞳孔が開く
レンズの大きさ・形
- 何を左右するか
- 正面以外からの光の入り方
- 確かめ方
- 顔に当ててすき間を見る
- つまずきやすい点
- 小さいレンズでは横からの光を防ぎにくい
素材
- 何を左右するか
- レンズそのものの性質
- 確かめ方
- プラスチックはUVカット表示を確認
- つまずきやすい点
- 見た目では区別できない
紫外線カット、色の濃さ、レンズの大きさ、素材。この4つは、それぞれ別のことを左右します。
横に並べると、どの軸で迷っているのかがはっきりします。
セルフ診断:あなたの目のUV対策はどのタイプ?
目のUV対策 セルフ診断
Q1. サングラスを選ぶとき、何を基準にしていますか?
Q2. 晴れた日の外出時、目まわりはどうしていますか?
診断結果タイプ一覧
- 見た目基準タイプ色の濃さは紫外線カットの目安になりません。いま持っているサングラスに紫外線防止効果の表示があるかを確かめるところから始められます。
- 帽子だのみタイプ帽子だけでも減りますが、減少割合には差があります。UVカット表示のある眼鏡を足すと、担当範囲が大きく変わります。
- 組み合わせているタイプ選び方も使い方も整っています。あとはレンズの大きさと顔へのフィット。横からのすき間が残っていないかを確かめてみてください。
回答にもとづく傾向のひとつの目安です。医学的な診断ではありません。
選ぶ基準と、実際の使い方。この2つで現在地が見えます。
2つの質問で確かめてみましょう。
肌の対策と、同じ日に考える

目のUV対策は、肌の対策とセットにすると忘れにくくなります。マニュアルも、紫外線の強い時間帯を避ける・日陰を利用する・日傘や帽子を使う・衣服で覆う・サングラスをかける・日焼け止めを使う、という対策を並べて示しています。
- 出かける時間帯を1時間ずらせないか考える
- 帽子とサングラスを同じ場所に置いておく
- 移動中は日陰側を歩く
NEVORAポイント
対策は6つも覚えなくて大丈夫。同じ場所に置くだけで、持ち出す確率は上がります👒
紫外線の強さの季節変化は 紫外線は何月から強いのか、UVインデックスで見る1年 もあわせてどうぞ✨
まとめ
サングラス選びは、見た目の好みと防御性能を分けて考えると迷いが減ります。
- 帽子の着用で目へのばく露は20%減少、UVカット眼鏡・サングラスでは90%減少
- 角膜と水晶体でほとんどが吸収され、網膜まで届くのは1〜2%
- 色の濃いレンズは瞳孔が開くため、UVカットが不十分だと逆効果になり得る
- 正面以外からの光もあるため、レンズの大きさと顔へのフィットが効いてくる
NEVORAポイント
確かめるのは1点だけ。紫外線防止効果の表示があるかどうかです😌
いま持っているサングラスのタグや箱を、一度見てみてください。表示が見つからないなら、次に選ぶときの基準が1つ決まります。
今日のポイント、忘れずに実践してみてくださいね。





こんにちは、ヒカミンです。今日は紫外線対策のお話をしますね。