⏱ 30秒でわかるこの記事の結論

  • 広がる・うねるタイプは『CMC系保湿成分中心』のシャンプーが向きやすい
  • くるくる強めのタイプは『加水分解ケラチン等の補修・ハリコシ成分中心』が向きやすい
  • 縮毛矯正後は洗浄力の優しさ(アミノ酸系)+補修成分の両立が最優先

こんな人向け

  • くせ毛用シャンプーが多すぎて選び方が分からない人
  • 『くせ毛用』と書かれた製品を使っても改善しなかった人
  • 縮毛矯正後の髪をできるだけ長持ちさせたい人
サラミンちゃん
サラミンちゃん

サラミン、来たよ。髪のお悩み、一緒に整理していこう。

『くせ毛用』と書いてあれば何でも同じだと思っていませんか

ドラッグストアの棚で「くせ毛用」と大きく書かれたシャンプーを、とりあえず手に取ったことはありませんか。
実はくせ毛用シャンプーは1種類ではなく、広がるタイプ向けとくるくるタイプ向けで中身が違います。

この記事では、くせ毛のタイプ別に合う成分の違いと、市販シャンプーの比較を紹介します。

結論だけ知りたい人へ

・髪全体が広がる・うねるタイプは CMC系保湿シャンプー
・毛先がくるくる強めのタイプは 加水分解ケラチン系の補修シャンプー
・縮毛矯正後はアミノ酸系の優しい洗浄成分+補修成分の両立を優先


なぜ「くせ毛用」を選んだのに改善しないのか

両手で広がった髪をかき上げながら、まとまらないくせ毛に困惑した表情を見せる女性のクローズアップ

くせ毛には大きく分けて2つの傾向があります。

  • 広がる・うねるタイプ: 髪の断面が楕円形に近く、水分バランスが崩れると内部の水分量にムラができて、うねりや広がりとして表れやすい
  • くるくる強めのタイプ: 毛髪内部のタンパク質(ケラチン)の構造にねじれがあり、ハリコシが失われると強い巻きが目立ちやすい

同じ「くせ毛用」という表示でも、メーカーがどちらのタイプを想定して設計しているかで配合成分が変わります。
タイプを見極めずに選ぶと、良かれと思ったシャンプーが逆効果になることがあります。

注意

シャンプーはくせそのものを治すものではなく、水分バランスを整えて広がり・うねりを目立ちにくくするケア用品です。縮毛矯正のような効果を保証するものではありません。


自分のくせ毛はどっちのタイプ?3つの質問でセルフ診断

くせ毛タイプ セルフ診断

Q1. 髪全体の動き方は?

Q2. 毛先の質感は?

Q3. 縮毛矯正をしている?

診断結果タイプ一覧
  • 広がる・うねるタイプ髪全体がふわっと広がりやすく、水分バランスが崩れるとうねりが出やすいタイプです。CMC系保湿シャンプーが向きやすい傾向があります。
  • くるくる強めタイプ毛先が部分的にねじれやすく、ハリコシが失われると巻きが目立ちやすいタイプです。加水分解ケラチンなど補修系のシャンプーが向きやすい傾向があります。
  • 縮毛矯正後タイプ根元だけくせが残りやすく、毛先は施術ダメージで乾燥しやすいタイプです。アミノ酸系の優しい洗浄成分と補修成分の両立を優先しましょう。

まずは自分のタイプをセルフ診断してみましょう。髪全体の動き方・毛先の質感・縮毛矯正の有無を組み合わせて判定します。


選び方の基準:CMCと加水分解ケラチンの違いに注目する

くせ毛向けシャンプーを選ぶとき、成分表示で見るべきポイントは主に2つです。

成分の種類 役割 向くタイプ 表示例
CMC(セラミド様成分) 髪内部の水分を保持し、うねり・広がりを抑える 広がる・うねるタイプ セラミドNP、コレステロール、ラウロイルグルタミン酸等
加水分解ケラチン 髪のタンパク質を補い、ハリコシ・まとまりを出す くるくる強めタイプ 加水分解ケラチン、加水分解コラーゲン等

CMC(=Cell Membrane Complex、細胞膜複合体の略)は、髪の内部で水分を挟み込むように保持する構造を補う成分です。一方、加水分解ケラチンは髪そのものの主成分であるタンパク質を補修し、指通りやハリコシを底上げする役割を持ちます。

洗浄成分の系統にも注目してください。くせ毛は乾燥しやすい性質があるため、どちらのタイプでも高級アルコール系よりアミノ酸系の洗浄成分がベースの製品の方が、必要な水分・油分を残しやすい傾向があります。

NEVORAポイント

成分表示は配合量が多い順に並んでいます。 CMC系か加水分解ケラチン系かは上位5番目あたりまで を目安に確認すると傾向がつかみやすいです。


保湿型と補修型、それぞれのメリット・注意点

CMC系保湿シャンプー(広がる・うねるタイプ向け)のメリット・注意点

◎ メリット

  • 水分を髪の内部に抱え込みやすく、うねりが落ち着きやすい
  • 指通りが良くなり、ブローの時短につながりやすい

△ デメリット

  • 補修力(ハリコシ)は控えめで、強いダメージ毛にはやや物足りない場合がある
  • つけすぎるとしっとりしすぎて根元が重く感じることがある

CMC系の保湿型シャンプーは、髪の内部にしっかり水分を抱え込ませてくれるのが強みです。広がり・うねりが乾燥からきているタイプの人には合わせやすい一方、洗浄力がマイルドな製品が多いので、皮脂や整髪料が多い日はすすぎ残しに気をつけたいところ。つけすぎるとベタつきや重さを感じることもあるので、髪の量に合わせて使用量を調整してみてください。

📝 ここまでのポイント
保湿型は「水分を抱え込む」役割、補修型は「タンパク質を補ってハリコシを出す」役割と覚えると選びやすくなります。

一方、加水分解ケラチンなどの補修型シャンプーは、髪表面のタンパク質を補ってハリ・コシ・指通りを底上げしてくれます。縮毛矯正やカラーでダメージを受けた髪にも合わせやすいのが魅力です。

ただし、この補修効果はコーティングによるものが中心で、洗うたびにリセットされる一時的なケアという側面もあります。配合量が多い製品だと逆にキシみや重さを感じることもあるので、猫っ毛など髪が細い人は特に使用感を見ながら選ぶのがおすすめです。

💬 ここまでの補足
ここからは、2つのタイプそれぞれに向く市販シャンプーを具体的に紹介します。


🌊 広がる・うねるタイプに向くシャンプー

広がる・うねるタイプは、CMC系保湿成分が中心のシャンプーが向きやすい傾向があります。

  • いち髪 なめらかスムースケア シャンプー(クラシエ): 純・和草プレミアムエキス(サクラ・トウキンセンカ)やコメヌカ油を配合した保湿設計で、価格帯も比較的手頃なため試しやすい
  • TSUBAKI プレミアムモイスト シャンプー(ファイントゥデイ): ツバキ種子油とセラミド類似成分(ラウロイルグルタミン酸ジ)を組み合わせ、しっとりまとまる仕上がりを重視した設計
  • ボタニスト モイストシャンプー(I-ne): ボタニカル由来成分中心で、軽めの保湿感を求める人向け

💬 補足
続いて、くるくる強めタイプに向く補修系シャンプーを紹介します。


サラミンちゃん
サラミンちゃん

CMCと加水分解ケラチンはどっちも『補修成分』ってひとくくりにされがちだけど、水分を抱え込むか・ハリコシを出すかで役割が違うんだよ。パッケージの成分表、ぜひチェックしてみてね。

🌀 くるくる強めタイプに向くシャンプー

くるくる強めのくせ毛には、加水分解ケラチンなど補修・ハリコシ系の成分が中心のシャンプーが向きやすいです。

  • YOLU リラックスナイトリペア シャンプー(I-ne): 加水分解ケラチン(羊毛)を2種類配合し、うねり髪の水分バランスとハリコシ補修の両方にアプローチする設計
  • N. オイルイン シャンプー(ナプラ): サロンブランドらしく艶・まとまりに重点を置き、加水分解ケラチンなど補修成分と保湿成分をバランス良く配合
  • コタ アイケア シャンプー(コタ): サロン専売品で、縮毛矯正後の髪にも対応しやすい補修重視の設計(配合成分の詳細は公式サイトで公開されていません)

実際に成分表示を見比べてみた

市販シャンプー6種の保湿力×補修力ポジショニング
いち髪いち髪TSUBAKITSUBAKIボタニストボタニストYOLUYOLUN.N.コタコタ保湿力(CMC系成分の強さ) →補修・ハリコシ力(加水分解ケラチン等の強さ) →
データを表で見る
項目保湿力(CMC系成分の強さ)補修・ハリコシ力(加水分解ケラチン等の強さ)
いち髪高い低い
TSUBAKI高い中程度
ボタニスト中程度低い
YOLU低い高い
N.中程度高い
コタ中程度高い

図中の表記は略称です。正式名称は、いち髪 なめらかスムースケア、TSUBAKI プレミアムモイスト、ボタニスト モイストシャンプー、YOLU リラックスナイトリペア、N. オイルイン シャンプー、コタ アイケア シャンプー。座標は相対的な位置づけを示す作図用の値であり、測定値ではありません。

出典: 各製品の成分表示におけるCMC系成分・加水分解ケラチンの記載順位に基づく編集部の相対的な位置づけ(確認時期:2026年8月)

6種類の市販・サロンブランドシャンプーの成分表示を確認し、保湿力と補修力の傾向をポジショニングマップにまとめました。

各製品の成分表示におけるCMC系成分・加水分解ケラチンの記載順位に基づく編集部の相対的な位置づけ(確認時期:2026年8月)であり、厳密な測定値ではありません。


タイプ別比較表

洗浄成分・注目したい配合成分・向くタイプ・価格帯の目安を一覧にしました。表は横に広いため、スクロールしてご覧ください。

商品名 洗浄成分の傾向 注目成分 向くタイプ 参考価格帯(目安)
いち髪 なめらかスムースケア アミノ酸系+高級アルコール系 純・和草プレミアムエキス、コメヌカ油 広がる・うねるタイプ 480ml/約700円台
TSUBAKI プレミアムモイスト アミノ酸系中心 ツバキ種子油、セラミド類似成分 広がる・うねるタイプ 490ml/約900円台
ボタニスト モイストシャンプー アミノ酸系中心 ボタニカルオイル 広がる・うねるタイプ(軽め) 460ml/約1,300円台
YOLU リラックスナイトリペア アミノ酸系中心 加水分解ケラチン(羊毛)×2種、CMC類似成分 くるくる強めタイプ 440ml/約1,540円
N. オイルイン シャンプー アミノ酸系中心 加水分解ケラチン、植物オイル くるくる強め〜縮毛矯正後 300ml/約2,800円台(サロン専売)
コタ アイケア シャンプー アミノ酸系中心 補修成分配合(詳細は非公開) 縮毛矯正後・強いダメージ毛 300ml/約3,080円(サロン専売)

※価格は編集部調べの目安であり、購入時期・販売店により変動します。

NEVORAポイント

迷ったら 洗浄成分がアミノ酸系かどうか を最初にチェックしてください。くせ毛は乾燥しやすいため、洗浄力の強すぎる高級アルコール系単体の製品は避けた方が無難です。


縮毛矯正後の髪を長持ちさせるシャンプーの選び方

シャワーを浴びながら指の腹でくるくるとしたくせ毛にシャンプーを優しくなじませる後頭部のクローズアップ

縮毛矯正をした髪は、施術のダメージに加えて根元だけくせが残る「プリン状態」になりやすいという特徴があります。

  • ①洗浄力: アミノ酸系中心の優しい洗浄成分を選び、必要な油分を落としすぎない
  • ②補修成分: 加水分解ケラチン・CMC様成分の両方が入っているとダメージ補修と水分保持を両立しやすい
  • ③洗い方: 摩擦を減らすため、ゴシゴシこすらず指の腹で優しく洗う

注意

縮毛矯正とカラー・パーマを同時期に行うと髪への負担が重なりやすくなります。施術の間隔は最低でも2週間以上空けることをおすすめします。


この記事が向いている人・次に読みたい記事

  • 髪全体がふわっと広がる・湿度でうねりが出るタイプの人は、CMC系保湿成分中心のシャンプーから試してみてください
  • 毛先が部分的にくるくる強く巻くタイプの人は、加水分解ケラチンなど補修・ハリコシ系のシャンプーが向きやすいです
  • 縮毛矯正後の髪をできるだけ長持ちさせたい人は、アミノ酸系の洗浄成分+補修成分の両立を優先して選んでみましょう
  • 成分の系統からシャンプー全般を見直したい人は、以前の記事「オイルシャンプーとノンシリコンシャンプーの違い」も参考にしてみてください
  • 髪型・スタイリングの面からくせ毛対策を知りたい人は、「くせ毛タイプ別まとまる髪型ガイド」もあわせてどうぞ

よくある質問

❓ Q1. くせ毛は季節によって合うシャンプーが変わりますか?

湿度が高い梅雨〜夏場は広がりが強く出やすく、乾燥する冬場はパサつきが目立ちやすくなります。年間を通してCMC系ベースにしつつ、湿度の高い時期だけ仕上げにオイルやミストを足すなど、季節で使い分ける人も多いです。

❓ Q2. くせ毛用シャンプーだけで縮毛矯正のようにまっすぐになりますか?

なりません。シャンプーはあくまで髪の水分バランスを整え、うねり・広がりを目立ちにくくするケア用品です。くせそのものを伸ばす効果はなく、まっすぐな質感を求める場合は縮毛矯正の施術が必要になります。

❓ Q3. 市販とサロン専売品、どちらを選ぶべきですか?

どちらが優れているというより、価格帯と成分の傾向が違います。市販品は入手しやすく価格も抑えめで、サロン専売品は補修成分の配合バランスにこだわった設計が多い傾向があります。まずは市販のCMC系・補修系から試し、それでも合わない場合にサロン専売品を検討する順番がおすすめです。

くせ毛シャンプー選びについて、よく聞かれる質問をまとめました。タップして回答を確認できます。

まとめ

📝 まとめ

  • くせ毛のシャンプー選びは『広がる・うねるタイプ』か『くるくる強めタイプ』かで軸が変わる
  • 見極めのポイントは、成分表示にあるCMC系成分と加水分解ケラチンのどちらが中心かという点
  • 縮毛矯正後は洗浄力の優しさと補修成分の両立を最優先にする

次の一歩まずはいま使っているシャンプーの成分表示を裏返して、CMC系か加水分解ケラチン系かを確認してみる

✅ 今日からできること

  • いま使っているシャンプーの成分表示でCMC系・加水分解ケラチンの有無を確認する
  • セルフ診断の3つの質問で自分のタイプを確認する
  • 広がる・うねるタイプはCMC系保湿シャンプーから試す
  • くるくる強めタイプは加水分解ケラチン配合の補修系シャンプーから試す
  • 縮毛矯正後は洗浄成分がアミノ酸系かどうかをまず確認する
  • 変えてすぐ判断せず、最低2〜3週間は同じシャンプーを使い続けてみる

くせ毛のシャンプー選びは、「くせ毛用」という表示だけで選ぶのではなく、広がる・うねるタイプかくるくる強めのタイプかを見極めることが近道です。

最後に、自分のタイプに合うシャンプーを選ぶ3つのポイントを振り返っておきます。

✅ 要点整理
迷ったときは「広がる・うねる=CMC系保湿」「くるくる強め=加水分解ケラチン系補修」「縮毛矯正後=アミノ酸系洗浄+補修の両立」の3パターンに立ち返ってみてください。

  • 成分表示でCMC系(セラミド様成分)と加水分解ケラチンのどちらが上位に書かれているかを確認する
  • 広がる・うねるタイプはCMC系保湿シャンプー、くるくる強めタイプは加水分解ケラチン系の補修シャンプーを目安にする
  • 縮毛矯正後の髪はアミノ酸系の優しい洗浄成分と補修成分の両立を優先する

📝 最後に
「くせ毛用」という表示の中身は1種類ではありません。まずは自分のタイプを見極めることから始めてみてください。

まずはいま使っているシャンプーの成分表示を裏返して、CMC系と加水分解ケラチン系のどちらが中心かチェックしてみてください✨。

(本記事の比較は各製品の公式情報・成分表示の確認に基づくものであり、使用感には個人差があります。髪質・くせの状態には個人差があるため、自分に合うかどうかは少量・短期間から試すことをおすすめします。商品の価格・容量・配合成分は変更される場合があるため、購入前に販売店・公式サイトで最新情報をご確認ください。)

サラミンちゃん
サラミンちゃん

髪も心も、ゆっくりケアしていこうね。