置き換え用の袋を1つ空けて夕食を終えたあと、「これって一食のどこの代わりになったんだろう」と引っかかったことはありませんか……

ドリンクかスープかという形も、パッケージの売り文句も、裏の栄養成分表示にビタミンなどが並んでいるかどうかも、一食分がそろっている印にはなりません。おすすめは、どの袋も「主食」の位置に置き、主菜・副菜は表示の中身に関わらずいつもどおり用意することです。

カルミンちゃん
カルミンちゃん

こんにちは、カルミンだよ!今日は無理なく続けるヒントを紹介するね。

置き換えダイエット食品という呼び名に、公的な線引きはあるのか

箱の裏の表示を指でなぞりながら、スマートフォンの記録と見比べているところ

「置き換えダイエット食品」という言葉で売られている商品は、ドリンク・スープ・パン・バーなど形がさまざまです。

ただ、これだけ形が違っていても、どれも容器包装に入れられた加工食品として、同じように栄養成分表示が義務付けられています。それらを「置き換え食品」というジャンルとして分ける公的な基準は見当たりません。

NEVORAポイント

次に見る場所は、パッケージの表ではなく裏の栄養成分表示です。

裏の栄養成分表示で、義務の5項目とメーカーが足す項目の境目

裏の栄養成分表示には、境目があります。熱量(エネルギー)・たんぱく質・脂質・炭水化物・食塩相当量の5つは、容器包装に入れられた加工食品に表示が義務付けられている項目です。その下に並ぶビタミンやミネラルなどは、メーカーが自分で足したときだけ載る任意表示にあたります。

この境目は、一食分かどうかの境目ではありません。任意表示が並んでいるかどうかを決めているのは公的な基準ではなく、メーカーがどこまで書き足したかだけです。ビタミンを1つ足しただけの袋でも、任意表示は「ある」ことになります。だから、任意表示が並んでいるから一食分がそろっている、とは言えません。

手元の袋の裏の表示がどちらの形になっているかと、いまその袋をどう使っているかを、次の診断で確かめてみてください。

手元の袋、置き方は合っている?

Q1. いま使っている袋、またはこれから使う袋の裏を見てください。エネルギー・たんぱく質・脂質・炭水化物・食塩相当量の下に、ビタミンやミネラルの名前は並んでいますか。

Q2. その袋を使う食事で、主菜・副菜(おかず)を用意していますか。

診断結果タイプ一覧
  • 任意表示ありで、置き方は正しい状態次の食事も、袋は主食の位置のまま、主菜・副菜はいつもどおり用意してください。
  • 任意表示を理由に、袋ひとつで済ませている状態次にその袋を使う食事では、主菜・副菜も用意してください。時間が無い日は、サラダチキンや冷奴など市販の一品を主菜・副菜にしても構いません。
  • 義務5項目のみで、置き方は正しい状態義務5項目だけの表示でも、主食の位置に置けていて、主菜・副菜も用意できています。そのまま続けてください。
  • 義務5項目だけの袋を、袋ひとつで済ませている状態いちばん見直しが急がれる状態です。次にその袋を使う食事では、袋を主食の位置に置いたうえで、主菜・副菜を用意してください。
  • 表示を確かめていないが、主菜・副菜は用意できている状態次に使う前に、外箱か小袋の裏で栄養成分表示を確かめてみてください。表示の内容にかかわらず、いまのように主菜・副菜を用意する習慣はそのまま続けてください。
  • 表示を確かめないまま、袋ひとつで済ませている状態次にその袋を使う食事では、まず主菜・副菜を用意してください。

回答にもとづく、袋の置き場所と主菜・副菜の扱いを確かめるための目安です。栄養の評価や体への効果を示すものではありません。

では、義務5項目だけの袋と任意表示もある袋とで、一食の中の置き場所は変わるのでしょうか。

カルミンちゃん
カルミンちゃん

無理な制限より、続けられる習慣が結果につながりやすいよ。

表示が違っても変わらない、袋を置く位置

義務5項目だけで終わっている袋も、その下に任意表示が続いている袋も、一食の中で置く位置は同じ主食です。任意表示があるからといって、その食事をまるごと袋ひとつに置き換えてよいことにはなりません。一食を上から見たときの袋の置き場所を、次の図で確かめてみてください。

一食の中で、置き換え食品の袋が入る位置は主食だけ
副菜いつもどおり用意する置き換え食品の袋主食の位置に置く主菜いつもどおり用意する

一食を上から見たときの置き方だけを示した模式図です。量や皿の大きさは、実際のものと対応していません。

任意表示の有無は、メーカーがどこまで表示を書き足したかの差でしかなく、一食に必要な主菜・副菜まで満たしているかどうかを保証するものではありません。だから、どちらの型の袋を使う食事でも、主菜・副菜はいつもどおり用意してみてください。袋を主食の位置に置けば、入れ替わるのは主食の分だけで、主菜・副菜が抜けることはありません。

表示が違っても、置く位置と主菜・副菜の扱いは同じ

→ 横にスクロールできます

義務5項目だけの表示

裏の表示
熱量・たんぱく質・脂質・炭水化物・食塩相当量の5つで終わっている
一食の中の置き場所
主食の位置
主菜・副菜
いつもどおり用意する
次にすること
袋をごはん・パン・麺と同じ位置に置く

任意表示もある表示

裏の表示
5つの下にビタミン・ミネラルなどが続いている
一食の中の置き場所
主食の位置(表示があっても変わらない)
主菜・副菜
いつもどおり用意する
次にすること
袋をごはん・パン・麺と同じ位置に置く

上の並びのとおり、表示に何が書かれていても、置く位置と主菜・副菜の扱いは変わりません。それでも手元の袋がどちらの型かを一度見ておくと、ビタミンなどが並んでいても「メーカーが足した項目」だと分かり、表示を理由に主菜・副菜を省かずに済みます。箱でまとめ買いしていて中の小袋に表示が見当たらないときは、外箱の側面や裏で、栄養成分表示の欄を探してみてください。

NEVORAポイント

外箱にも表示が無い袋もあります。小規模の事業者が販売した食品などでは省略されていることがあり、その袋も主食の位置です。

袋の正面にある栄養機能食品の表示は、何を示すのか

「栄養機能食品」という表示が正面についている袋を見かけることもあります。

これは、脂肪酸1種類・ミネラル6種類・ビタミン13種類の合わせて20種類の対象成分について、1日あたりの摂取目安量に含まれる量が定められた上限・下限の範囲にあることを、メーカー自身が確かめて表示するものです。

この表示が示すのは挙がっている栄養素の量で、その袋が一食分としてそろっているかどうかではありません。栄養機能食品の袋を使う食事でも、主菜・副菜は省かずに用意してみてください。

通販の一覧や、箱の正面しか見えない売り場で箱を選ぶときも、正面の言葉を一食分がそろう印として受け取らず、どの箱の袋も主食の位置に置いて主菜・副菜を添える前提で選んでください。

✅ 次に袋を使う食事の置き方を確かめる

5つとも決まっていれば、次に袋を使う食事で、どこに置き主菜・副菜をどうするかで迷いません。

次に袋を使う食事は、主食の位置に置いて主菜・副菜を添える

食卓で、スープのカップの横に主菜と副菜が並んでいるところ

おすすめは、表示の中身に関わらず、どの袋も主食の位置に置き、主菜・副菜はいつも用意することです。

  • ドリンクやスープといった形や売り文句では、袋を一食のどこに置くかは決まらないこと
  • 裏の5つは容器包装に入れられた加工食品に表示が義務付けられた項目で、その下の欄はメーカーが足したときだけ載ること
  • ビタミンを1つ足しただけでも任意表示は「ある」ことになり、それだけで食事がそろった証明にはならないこと
  • 表示の中身に関わらず袋は主食の位置に置き、主菜・副菜は毎回の献立からいつもどおり用意すること
  • 正面の「栄養機能食品」は、挙がっている栄養素の量の話で、一食分がそろっている印ではないこと

NEVORAポイント

次に袋を使う食事では、主菜・副菜を先にお皿に並べてから、袋を主食の位置で開けてみてください。

カルミンちゃん
カルミンちゃん

今日からできる小さな一歩、一緒に踏み出してみようね。