パールとラメ、なんとなく使い分けているけれど違いを説明しようとすると詰まる。実はこの2つ、粒の大きさが桁で違います😳
光の返り方が、質感の正体
まぶたの表面を横から見た模式図です。上から入る濃い線が入射光、そこから戻る線が返る光を表します。実際の粒子の形・大きさ・反射角を再現したものではありません。
同じ色でも、質感が変わると印象が大きく動きます。その差はまぶたに置いた粉が、光をどう返すかで決まります。
粉が光を細かく散らして返せば、つやのないマットな見え方に。一定方向にそろえて返せば、光る面として見えます。粒が大きくなれば、返ってくる光は点として目に届きます。
NEVORAポイント
質感の違いは、色ではなく光の返し方の違い。ここを押さえると選ぶ基準が変わります。
パール剤は「面で光る」しくみ
日本化粧品工業会の用語解説によると、パール剤には現在マイカ(雲母)に酸化チタンを被覆した雲母チタンが一般に使われています。シリカや金、銀が用いられることもあります。
光り方は「光の干渉を利用」した発色(日本化粧品工業会)。
粒子の大きさは数十ミクロン程度です。一粒が小さいぶん、光は面としてそろって返ってきます✨
⏱ ひとことで言うと
パールは「小さい粒が、そろって光る」。ここを覚えておくとラメとの違いが見分けやすくなります。
ラメ剤は「点で光る」しくみ

同じ解説では、ラメ剤は数百ミクロンから数ミリメートルのものまであると記されています。パール剤とは桁が違う大きさです。
素材も異なり、「樹脂フィルムをベースにしたものが多く」(同解説)と記されています。ポリメチルメタクリレート(PMMA)とポリエチレンテレフタレート(PET)を100層前後に積層させたものや、PETにアルミニウムを蒸着したものが挙げられています。
注意
ラメ剤は一個の表面積が大きいため、同じ量をのせてもパールより存在感が出ます。同じ感覚で広げると印象が変わりすぎることがあります。
素材まで見てくると、2つの言葉が別のものを指していることがはっきりしてきます。
パールとラメの違いって感覚の話に見えるけど、実は粒の大きさも素材も別ものなんだ。
3つの質感を並べて見る
→ 横にスクロールできます
マット
- 粒子の大きさ
- 光沢剤を使わない配合
- 主な素材
- 色をつける顔料が中心
- 見え方
- つやを足さず、色そのものが出る
パール
- 粒子の大きさ
- 数十ミクロン程度
- 主な素材
- マイカに酸化チタンを被覆した雲母チタンなど
- 見え方
- 光の干渉により、塗った面が光る
ラメ
- 粒子の大きさ
- 数百ミクロン〜数ミリメートル
- 主な素材
- 樹脂フィルムをベースにしたもの(PMMAとPETの積層、PETへのアルミニウム蒸着など)
- 見え方
- 一粒の表面積が大きく、点在感のある輝きになる
粒子の大きさ、素材、見え方。並べてみると、名前の違いは感覚ではなく中身の違いだと分かります✨
目もとまわりの整え方は 眉が決まらないときの位置バランスの整え方 でも扱っています。
のせる場所で印象は変えられる

資生堂は、大人の目もとには粒子が細かく上品な輝きのラメシャドウをすすめています。
| 置く場所 | 示されている質感 |
|---|---|
| 上まぶたの中央 | 繊細なラメ |
| 下まぶたの中央 | グリッターラメ |
置く場所を決めてから量を決める、という順番になっています。
量の考え方も明快で、「ラメの量は少量から調整し、必要に応じて重ねることで、上品な仕上がりになります」と書かれています🙆
足りなければ重ねられるが、のせすぎは戻せない。これは質感選びの基本になります。
セルフ診断:どの質感から試すとよいか
アイシャドウの質感 セルフ診断
Q1. アイシャドウで気になっているのはどれですか?
Q2. メイクをする場面はどちらが多いですか?
診断結果タイプ一覧
- パールから試すタイプ面で光るパールは、光を大きく散らさずに立体感を足せます。まぶた中央にのせるところから始めると変化が分かりやすくなります。
- ラメの面積を減らすタイプ資生堂はラメを広範囲に塗るとギラギラした印象になりやすいとして、ポイント使いをすすめています。量を少なくして重ねる方向に切り替えてみてください。
- マットを土台にするタイプ光沢が重なると色が読み取りにくくなります。土台をマットにして、輝きを足す場所を1か所に絞ると色が出やすくなります。
回答から傾向の目安を示すものです。実際の見え方は照明や製品の処方によっても変わります。
いま気になっている点と、メイクをする場面。この2つで、試す順番が見えてきます。
まとめ
質感の名前は、光の返し方と粒子の大きさの違いを指しています。
- パール剤は数十ミクロン程度、ラメ剤は数百ミクロン〜数ミリメートル
- パール剤は雲母チタンなど、ラメ剤は樹脂フィルムをベースにしたものが多い
- パール剤は光の干渉、ラメ剤は表面積の大きさによる点在感のある輝き
- ラメは広範囲に広げず、少量から調整する
NEVORAポイント
迷ったら光らせる場所を1か所に決める。質感選びはそのあとで大丈夫です😌
気になるアイテムがあったら、まずは試しに使ってみてね。




こんにちは、イロミンだよ!今日はコスメの楽しいお話をするね。