新しく買った化粧水や美容液を使い始めてから、そろそろ2週間がたつころ。夜、洗面所の鏡に顔を近づけてみても、買う前とどこが違うのか、自分でもうまく言えないことがありますよね。
その化粧品が合うかどうかをあと何日で見分けられるかは、使い始めた日からの日数ではなく、いま「変わっていない」と感じているのが、つっぱり・ざらつき・暗さのどれなのかで決まります。
化粧品が関わるのは、ターンオーバーのどの層か
今日から塗る化粧品が直接ふれるのは、いま顔の表面にある角層です。その角層は、下から上がってくる細胞と少しずつ入れ替わっています。
表皮は外側から角層・顆粒層・有棘層・基底層の4つの層でできています。いちばん外側の角層は、およそ10〜20層の細胞が重なっているだけの薄い層です。
層の厚みの比率は一般的な傾向を示すイメージであり、実測の割合ではありません。
基底層では新しい細胞が毎日生まれ、あとから生まれる細胞に押し上げられて角層に達します。角層に達したあとは、さらにおよそ2週間かけて角層のいちばん上まで上がり、少しずつはがれ落ちていきます。生まれてからはがれ落ちるまでは、およそ4週間以上の周期です。
つまり、いま顔の表面にある角層は「もうできあがった結果」です。角層の中とすきまにある保湿の因子も、細胞が角層になるまでの角化の過程でつくられたものです。いま顔にある角層に塗るものは、その上からうるおいを足す形になります。
いまある角層の上で見える変化と、角層の入れ替わりを待って見る変化では、表に出る時期が違う——これが、「あと何日?」に1つの数字で答えられない理由です。
「変わらない」は、つっぱり・ざらつき・暗さの3通り
「変わらない」とひとくくりにする前に、自分がどの変化を指しているかを分けておくと、待つ期間もはっきりします。
同じ「変わらない」でも、見ている場所は次の3通りに分かれます。
- 朝洗ったあとに頬がつっぱる・粉をふくのは、いま顔にある角層の水分の話です。
- 化粧のりが悪い・触るとざらつく・ごわつくのは、いま顔にある角層そのものの話で、はがれるまでは変わりません。
- 顔全体が暗い・一部が茶色っぽい・跡が残っているのは、角層の入れ替わりを何回か重ねて見る話です。この色は、ターンオーバーが正常に行われないと色素沈着として残り、消えにくくなることがあるからです。
下の1問で、自分の「変わらない」がこの3つのどれに近いかを確かめてみてください。
「変わらない」タイプ診断
Q1. いま鏡を見て『変わっていない』と思うのは、どれがいちばん近いですか。
診断結果タイプ一覧
- 角層の水分タイプいま顔にある角層のうるおいが足りていない状態です。1週間を目安に続けて、その日に判定してください。
- 角層そのものタイプいま顔にある角層そのものが、まだ入れ替わっていない状態です。2週間続けて、その日に判定してください。
- これから上がる細胞タイプ顔全体の暗さや茶色っぽさ、跡がいちばん気になっている状態です。4週間たつたびに同じ場所で1枚撮り、2枚目・3枚目と前の写真に並べて判定してください。
どの結果でも、続ける期間が決まるところまでは同じように進めます。
つっぱりは1週間、ざらつきは2週間、暗さは4週間ごと
自分の「変わらない」が決まったら、続ける期間もそこから決まります。年齢や他人の日数ではなく、自分が見ている変化がどれかで決めてください。
| 気になっている変化 | 続ける期間 | 見るもの |
|---|---|---|
| つっぱる・粉をふく | 1週間を目安に | いつもの明かりで撮った写真 |
| ざらつく・ごわつく | 2週間 | いつもの明かりで撮った写真 |
| 暗い・茶色っぽい | 4週間ごと | 同じ場所を撮った写真を並べて回数で見る |
- つっぱる・粉をふくタイプは、いま顔にある角層に直接足せる話なので、いちばん早く答えが出ます。
- ざらつく・ごわつくタイプは、角層に達したあとおよそ2週間で角層のいちばん上まで上がってはがれ落ちるので、いま顔にある角層がはがれ終わるまでが判定の期間になります。
- 暗い・茶色っぽいタイプは、1回の入れ替わりでは答えが出ないので、4週間ごとに同じ場所を撮って、次の4週間、その次の4週間と並べて見ていきます。
「28日周期」という数字を聞いたことがある人も多いと思いますが💦 資料によって28日とも45日とも書かれ、どこから数え始めるかで変わります。だから、自分の周期を1つの数字で出すことはできません。
いま顔にある角層は、今日のケアでは中身を入れ替えられないよ。合う・合わないの判定は、変化のタイプに合わせた期間まで待ってからにしてね。
判定日まで、拭き取り化粧水やスクラブを足していい?
判定の期間中に、「ターンオーバーを促す」「古い角質を取る」と書かれた拭き取り化粧水やスクラブ、酵素洗顔を足すと、変わったのが今の1本のおかげなのか、足したもののせいなのか、見分けがつかなくなります。

茶色っぽさや跡が気になっている場合は、肌をこすること自体も避けたいところです。
だから、この期間に増やすのは日付のメモと写真1枚だけで十分です。次に洗面所に立ったとき、いま使っている1本の底に、その日の日付と、そこから続ける期間だけ書いておきましょう。書いたその日に、いつもの洗面所の明かりで頬を1枚撮っておけば、それが判定の日に並べる1枚になります。ケアそのものは、今までのままで変えなくて大丈夫です。判定の日が来るまでは、鏡や写真で毎日見比べないようにしましょう。
NEVORAポイント
底に書いた日付と期間を消さずに、判定の日までは忘れてしまってかまいません。
判定日の見比べ方と、やめる前に確かめる期間の取り違え

底に書いた日付から、書き留めた期間がたった日が判定の日です。同じ場所(いつもの洗面所)・同じ明かり・同じ時間帯で撮った写真を、書き留めた日の1枚と並べて見比べてください。日によって違う光で見比べると、肌ではなく光を比べることになってしまいます。
並べて変わっていれば、そのまま続けて大丈夫です。変わっていなければ、その1本をやめる前に、1つ確かめておきたいことがあります。つっぱる・粉をふくタイプだと思っていたものが、実はざらつく・ごわつくタイプだったのではないか、という期間の取り違えです。思い当たる場合は、やめる前に期間だけ延ばしてみることをおすすめします。
ここまでの段取りを、下のチェックリストで1つずつ確かめてから始めてみてください。
✅ 動き出す前の最終チェック
次に洗面所に立ったら、1本の底に日付と期間を書く
あと何日続けるかは、使い始めた日からの日数ではなく、あなたがいま「変わっていない」と感じているのが、つっぱり・ざらつき・暗さのどれなのかで決まります。
- 塗った化粧品が直接ふれるのは、いま顔にある角層で、その角層は下から上がってくる細胞と入れ替わっていく
- 「変わらない」は、つっぱる/ざらつく/暗い・茶色っぽい の3つに分かれる
- 続ける期間は、1週間・2週間・4週間ごとの3つから、自分の1つを選ぶ
- その期間は、いま使っている1本を替えず、新しいものも足さない
- 判定は、いつもの洗面所・同じ明かりで撮った1枚を、書き留めた日の1枚と並べて見比べる
NEVORAポイント
次に洗面所に立ったとき、いま使っている1本の底に、その日の日付と「2週間」「4週間ごと」のような期間だけ書いておいてください。
基礎が分かると、これからの情報収集がもっと楽になりますよ。




こんにちは、マナミンです。今日は基礎知識をおさらいしますね。