朝に塗った口紅が、昼過ぎに鏡を見たら輪郭がぼやけていて、口角に色がたまっていた。そんな経験はないでしょうか😓
同じ口紅を同じように塗っただけなのに数時間でここまで変わってしまうので、塗り直すかどうか迷ったまま、そのままにしている日もあると思います。
その「にじみ」が何で起きているのかを見たあと、リップライナーを使うかどうかを自分で決めるところまで進みます。使うと決めた人には、線を残さない引き方も。
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にじみは、色ではなく油分が動いて起きる
リップライナーは輪郭を描く道具、と思っている人が多いと思います。ただ、にじみのほうから見ると、この道具が実際に何をしているのかが見えてきます。
にじみというのは、塗った口紅の油が、唇のまわりの細かいしわに沿って外へ染み出していくことです。動いているのは色そのものではなく、色をのせている油のほうです。
唇のまわりがそうなりやすいのは、顔のほかの場所と作りが違うからです。唇の赤く見えるところは、肌の表面をおおう層がうすく、もともと荒れやすい場所です。汗が出ない場所でもあります。
唇を正面から見たときの模式図です。濃い線がリップライナーでなぞる輪郭の位置、外向きの細い線が口紅の油分が動く向きを表します。実際の形を再現したものではありません。
では、自分はこの道具を使ったほうがいいのでしょうか。次の3問で確かめてみてください。
使うかどうか セルフ診断
Q1. 口紅を塗ったあと、いちばん気になるのはどれですか?
Q2. リップライナーは、手元にありますか?
Q3. 線を引くことについて、いちばん近いのはどれですか?
診断結果タイプ一覧
- 道具が手元にない状態あなたは、まだ道具を持っていない状態です。買う前に、いま持っている口紅で、昼過ぎに色がどこまで動くかを一度見てください。動く場所が分かれば、引くのはそこだけで足ります。
- 持っているのに、使いどころが決まっていない状態あなたは、道具はあるのに、出番が決まっていない状態です。輪郭を全部なぞる必要はありません。いちばん色が動く場所から始めてください。
- 使っていて、仕上がりを整えたい状態あなたは、すでに使っていて、仕上がりの詰めを探している状態です。引いたあと、線の上を内側に向けてぼかすところまでを1セットにしてください。そこで手を止めないことです。
- にじみに困っていて、道具が手元にない状態あなたは、いちばん道具の効きめが分かりやすい悩みを持っていて、道具がない状態です。にじみは、口紅の油分が唇のまわりの細かいしわに入り込んで起きます。輪郭を先に描いておくのは、そこに効きます。
- 買う前から、線が残るのを心配している状態あなたは、買う前から仕上がりを心配している状態です。線を残さないかどうかは、引き方ではなく、引いたあとのひと手間で決まります。
- 買う前から、引ける自信がない状態あなたは、手元の不安で止まっている状態です。一筆書きにしなくてかまいません。口角から中央へ、短く重ねれば、線は震えません。
- 抵抗はなく、口角の色だけを止めたい状態あなたは、困っている場所がはっきりしていて、手も動かせる状態です。口角から1cmぶんだけ引いて、ぼかしてください。今日はそれで足ります。
- 形を変えたくて、すでに使っている状態あなたは、形を整えるために使っている状態です。線は、唇の外ではなく輪郭の上に置いてください。足すかどうかは、ぼかしたあとに左右を見比べてから決めます。
回答にもとづく傾向の目安であり、医学的な診断ではありません。
防ぎ方も、同じところに書かれています。にじみを防ぐには、先に輪郭をライナーでなぞってから口紅を重ねるのが有効です。順番が逆だと、この効きめは出ません。
輪郭を描く道具に見えるけど、実は「色をどこで止めるか」を決める道具でもあるんだ。全部引かなくていいよ。
悩みによって、引く場所も量も変わる
にじみに困っている人と、唇の形が気になっている人とでは、引く場所が変わります。輪郭を全部なぞる必要があるのは、後者のほうです。
自分の悩みの行を、下の表で探してみてください。
→ 横にスクロールできます
昼過ぎに輪郭がぼやける
- 引く場所
- 口角から中央へ、上下の輪郭の上
- 引く量
- 輪郭の全体
- 引いたあと
- 綿棒で内側へぼかす
口角に色がたまる
- 引く場所
- 口角から1cmぶんだけ
- 引く量
- ごく短く
- 引いたあと
- 指の腹で軽くなじませる
輪郭がぼんやりしてきた
- 引く場所
- 輪郭の上をそのままなぞる
- 引く量
- 輪郭の全体
- 引いたあと
- 内側へぼかして線を消す
唇が薄い・左右差がある
- 引く場所
- 輪郭の上。外へは出さない
- 引く量
- 気になる側だけ長めに
- 引いたあと
- 両側を見比べてからぼかす
どこから始めるかは、いま気になっていることで決まります。口角に色がたまるのが気になるなら、口角から1cmぶん。昼過ぎに輪郭の全体がぼやけるなら、上下の輪郭をなぞります。迷ったら、口角の1cmからで大丈夫です😊
色は、いま持っている口紅に近いものか、自分の唇の色に近いものを1本。唇より濃い色を選ぶと、ぼかしたあとに線だけが残りやすくなります。ドラッグストアのリップ売り場で買えます。

買う前にできることも、ひとつあります。引き出しに眠っているリップライナーがあれば、今夜、手の甲に引いてぼかしてみてください。線が残るなら、その色は濃すぎます。新しく買うかどうかは、そのあとで決めましょう。
色が決まれば、残っているのは引き方だけです。ここがいちばん、身構えられているところだと思います。
引いて、ぼかして、終わる
ここからは、使うと決めた人への引き方です。一筆書きにしようとするから、手が震えます。
順番は4つだけです。
線を引いて終わりにしないでください。ぼかすところまでが1セットです。手を止めるのは、輪郭に線が残っていないことを見てからにしてください。
ぼかすのに使うのは、綿棒でも指の腹でもかまいません。綿棒は細かいところまで届き、指は広いところを一度になじませられます。どちらの場合も、動かすのは外から内へ。逆向きになでると、せっかく引いた線が外側に伸びてしまいます。
使ったあとのことも、ひとつ。使った後は、必ず筆やチップをティッシュで拭き、汚れたまま容器に戻さないように注意しましょう。口に触れる道具なので、ここはそのまま守っておきたいところです💡

注意
湿疹やかぶれ等の症状があるときは、まず使用を中止してください。症状がひどいときは、医療機関への受診をお勧めします。唇は荒れやすい場所なので、色をのせる前に状態を見ておいてください。
残りは、実際に引いてみるだけです。その前に、5つだけ振り返っておきましょう。
✅ 読み終える前の、5つの再確認
口角から1cmぶん。今日はそこだけ引いて、綿棒でぼかしてみましょう🥹 線が残らないなら、その1cmが、この道具の仕事です。
メイクはもっと自由に楽しんでいいんだよ。また会おうね。




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