ドラッグストアのヘアケア売り場で「補修」「集中ケア」と書かれた商品がずらりと並んでいて、結局どれを選べばいいのかわからなくなったこと、ありませんか。

なんとなく良さそうなパッケージのものを手に取ってみたものの、思ったほど変化を感じられなかった……という経験がある人も多いはずです。実はそれ、成分のタイプが自分の髪のダメージレベルに合っていなかったのかもしれません。

この記事では、パサつく髪に合う補修トリートメントを選ぶために知っておきたい、インバス・アウトバスの役割の違いと、補修成分のタイプ、ダメージレベルに応じた選び方の考え方を整理してお伝えします。

⏱ 30秒でわかる

  • インバスは内部の補修、アウトバスは表面の保護という役割分担がある
  • 補修成分はタンパク質系・CMC系・油分系に大きく分けられる
  • ダメージが軽いか強いかで、選ぶべき成分タイプの比重が変わる

こんな人におすすめ

  • 補修トリートメントの選び方がよくわからない人
  • 成分表示を見ても違いがピンとこない人
  • 自分の髪のダメージレベルに合ったケアを知りたい人

なお、そもそもなぜ髪がパサつくのか、乾かし方や洗浄成分などの根本原因について詳しく知りたい方は、髪のパサつき・広がりの原因と対策で詳しく解説しています。この記事では原因の深掘りは最小限にして、「トリートメントをどう選ぶか」に絞ってお話ししていきます。

サラミンちゃん
サラミンちゃん

サラミン、来たよ。髪のお悩み、一緒に整理していこう。

🧴 インバストリートメントとアウトバストリートメントの役割の違い

補修トリートメントは、大きく分けて「インバス(洗い流すタイプ)」と「アウトバス(洗い流さないタイプ)」の2種類があります。

インバストリートメントは、お風呂の中でシャンプー後に使い、数分置いてからすすぐタイプです。トリートメント剤が髪の内部までなじみやすく、ダメージで空いた髪内部のすき間を補修する働きが期待されています

一方アウトバストリートメントは、タオルドライ後や乾かす前後に使い、洗い流さずそのまま使うタイプです。髪の表面をコーティングし、ドライヤーの熱や摩擦から髪を守る役割が中心と言われています。

NEVORAポイント

「インバス=内側から」「アウトバス=外側から」と覚えておくと、売り場で商品を選ぶときに迷いにくくなります。

どちらか一方だけでは、内側と外側のどちらかのケアが手薄になりがちです。 パサつきの程度に応じて、両方を組み合わせるかどうかを考えてみましょう。

🧪 補修成分の種類を知ろう(タンパク質系・CMC系・油分系)

💬 成分ごとの特徴をもう少し詳しく見る

タンパク質系(加水分解ケラチン・加水分解コラーゲンなど): 髪はもともとケラチンというタンパク質でできているため、これに近い成分を補うことで、ダメージで空いたすき間を埋めるように働くと言われています。コシやハリが戻ったように感じやすいのが特徴です。

CMC系(セラミド・リピジュアなど): CMCとはキューティクルとキューティクルの間を満たす「細胞膜複合体」のことで、これに似た成分を補うと、水分保持力のサポートにつながるとされています。しっとりまとまる質感を求める人に相性が良いようです。

油分・コーティング系(各種オイル・シリコンなど): 髪の表面を薄い膜で覆い、なめらかさとツヤを与えるタイプです。内部補修というよりは、外側から髪を保護し手触りを整える役割が中心と言われています。

毛先を指でつまみパサつきに気づく女性

補修トリートメントのパッケージには、いろいろな成分名が並んでいますよね。ざっくり整理すると、次の3タイプに分けられることが多いようです。

成分タイプ 代表的な成分例 主な役割
タンパク質系 加水分解ケラチン、加水分解コラーゲン など 髪内部のすき間を補修し、コシ・ハリを与える
CMC系(細胞膜複合体) セラミド、リピジュア など キューティクル間の水分保持をサポートする
油分・コーティング系 各種オイル、シリコンなど 表面をなめらかにし、うるおいを閉じ込める

成分の感じ方や合う・合わないには個人差があり、必ずしもすべての人に同じ結果が出るとは限りません。

私自身、以前はとにかく「補修」と書かれたものを片っ端から試していた時期があったのですが、成分表示を見比べるようになってから、自分の髪にはタンパク質系よりも油分系の方がしっとりまとまりやすいと気づきました😳。人によって合う成分タイプは違うようです。

それぞれの成分の詳しい特徴は、上のアコーディオンからも確認できます。

✅ ダメージレベルのセルフチェック

5問でわかる髪ダメージタイプ セルフ診断

Q1. 毛先を触るとゴワつき・引っかかりを感じる

Q2. ブリーチや明るめのカラーを繰り返している

Q3. 髪が広がって、まとまりにくいと感じる

Q4. 毛先が枝毛・切れ毛になりやすい

Q5. ドライヤーやアイロンの熱を毎日のように使う

診断結果タイプ一覧

  • 軽めパサつきタイプ大きなダメージサインはまだ少なめです。日々の乾燥・摩擦対策として、アウトバスのオイル・ミルクタイプから試してみましょう。
  • 気になるダメージタイプ部分的なパサつき・ゴワつきが出ている状態です。インバスの補修トリートメントを取り入れるタイミングかもしれません。
  • しっかりダメージタイプ髪の内部までダメージが蓄積している可能性があります。集中ケアのインバストリートメントに加え、改善しない場合は美容師への相談も検討しましょう。

この診断は選択式の簡易チェックによる目安です。症状が長引く・強い場合は、美容師など専門家への相談も検討してください。

📊 ダメージレベル別・トリートメントの選び方

セルフチェックで自分のタイプが見えてきたら、次はそのタイプに合わせた選び方を考えてみましょう。

軽めパサつきタイプの人は、まずアウトバスのオイル・ミルクタイプから取り入れるのがおすすめです。乾かす前に少量なじませるだけでも、手触りの変化を感じやすいと言われています。

気になるダメージタイプの人は、インバスの補修トリートメントを週に数回プラスしてみましょう。タンパク質系とCMC系、どちらが合うかは実際に使って様子を見るのが一番です。

しっかりダメージタイプの人は、インバス・アウトバスの両方を組み合わせ、特にタンパク質系の成分が入ったアイテムを中心に取り入れることが選択肢になります。ただしブリーチを繰り返した髪など、ダメージが強い場合はセルフケアだけでは追いつかないこともあるようです。後ほど紹介する美容師への相談も、あわせて検討してみてください。

🔁 使う順番と重ねづけのコツ

▼ ダメージ別の組み合わせ例を見る

軽いパサつきが気になる場合: 洗い流すトリートメントは普段通りでも十分なことが多く、乾かす前のアウトバスオイルやミルクをプラスするだけでも手触りが変わりやすいようです。

部分的なダメージが気になる場合: インバスをタンパク質系中心のものに変え、乾かす前のアウトバスで油分の膜を作ると、内側と外側の両方からケアしやすくなると言われています。

しっかりダメージがある場合: インバスのタンパク質系トリートメントを重ね付けし、さらにCMC系のアウトバスで水分保持をサポートする、という2段階の組み合わせが選択肢のひとつです。ただし重ねすぎるとベタつきの原因にもなるため、様子を見ながら量を調整しましょう。

補修トリートメントは、順番を意識するだけでも使い心地が変わることがあります。

基本の流れは「インバス→タオルドライ→アウトバス→ドライヤー」です。インバスで内部を補修し、アウトバスでその状態を外側からコーティングして守る、というイメージで捉えると順番の理由がわかりやすいはずです。

注意

タンパク質系のアイテムを何個も重ねづけすると、かえって髪が硬く感じたりきしんだりすることがあると言われています。「多ければ多いほど良い」わけではありません。

ダメージレベル別の具体的な組み合わせ例は、上のアコーディオンにまとめています。

サラミンちゃん
サラミンちゃん

補修成分は多ければ多いほど良いわけじゃないよ。ダメージの程度に合わせて、タンパク質系と油分系を使い分けてみてね。

⚠️ セルフケアで改善しない場合は美容師への相談も選択肢

美容室でストレートアイロンによる集中ケアを受ける様子

トリートメントを見直しても、パサつきやゴワつきがなかなか改善しない、あるいは切れ毛・枝毛がどんどん増えている……という場合もあるかもしれません。

そうしたときは、セルフケアだけで抱え込まず、美容師に相談してみるのも一つの方法です。美容師であれば、髪の状態を直接見た上で、サロン専売のトリートメントや、必要であれば毛先を整えるカットなどを提案してくれることもあります。

「これくらい自分でなんとかしないと」と思わず、プロの視点を借りるのも立派なセルフケアの一部です。

✅ 今日からできること

✅ 補修トリートメント見直しチェックリスト

  • 洗い流すトリートメントは毛先を中心に1〜2分なじませる
  • お風呂上がりは水分を拭き取ってからアウトバスをつける
  • ダメージが気になる部分にはタンパク質系を重ね付けする
  • 軽いパサつきなら油分系のオイル・ミルクタイプから試す
  • 成分表示で「加水分解◯◯」「セラミド」の位置を確認する
  • 症状が長引く場合は美容師に相談してみる

すべて完璧にこなす必要はありません。できていないものから1つずつ取り入れてみましょう。

まずは、次の中からできそうなものを1つ選んで試してみましょう。

  • 洗い流すトリートメントは毛先を中心に1〜2分なじませる
  • お風呂上がりは水分を拭き取ってからアウトバスをつける
  • ダメージが気になる部分にはタンパク質系を重ね付けする
  • 軽いパサつきなら油分系のオイル・ミルクタイプから試す
  • 成分表示で「加水分解◯◯」「セラミド」の位置を確認する
  • 症状が長引く場合は美容師に相談してみる

❓ よくある質問

Q1. インバスとアウトバス、両方使わないとダメ?

必ずしも両方が必須というわけではありません。ただ、インバスは内部の補修、アウトバスは表面の保護という役割分担があると言われているため、両方を組み合わせた方がダメージの底上げとキープの両方に対応しやすいとされています。パサつきが軽い場合は、まずアウトバスだけから試してみるのも一つの方法です。

Q2. 補修トリートメントは毎日使っていい?

洗い流すタイプの補修トリートメントは、基本的に毎回のシャンプー後に使っても問題ないとされています。ただしタンパク質系の成分は、髪質によっては重く感じたりきしみを感じたりすることもあるようなので、様子を見ながら頻度を調整するのがおすすめです。

Q3. 補修成分を重ねづけしすぎるとどうなる?

タンパク質系の成分を必要以上に重ねると、髪がかえって硬く感じられたり、パサついたようなきしみが出たりすることがあると言われています。「多ければ多いほど良い」わけではなく、ダメージの程度に合わせて量やアイテム数を調整することが大切なようです。

Q4. 市販品と美容室専売品はどう違う?

明確な優劣があるわけではなく、配合されている補修成分の種類や濃度、香りやテクスチャの違いが中心と言われています。市販品は手に取りやすい価格帯で試しやすく、美容室専売品は自分の髪質やダメージレベルに合わせて美容師に選んでもらいやすいという違いがあるようです。

気になる疑問を4つのアコーディオンにまとめました。タップして開いてご覧ください。

📝 まとめ

📝 まとめ
・インバスは内部の補修、アウトバスは表面の保護という役割分担があると言われています。
・補修成分はタンパク質系・CMC系・油分系に分けられ、ダメージレベルによって選び方の比重が変わります。
・軽いパサつきなら油分系から、ダメージが強い場合はタンパク質系を中心に取り入れてみましょう。

次の一歩: 今日から、洗い流すトリートメントを毛先になじませる時間を30秒延ばしてみましょう。

パサつきや広がりの根本原因からもっと詳しく知りたい方、髪質タイプ別のスタイリングが気になる方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

出典一覧

サラミンちゃん
サラミンちゃん

髪も心も、ゆっくりケアしていこうね。